エネルギーバランスはどうやって計測してるの?

エネルギーバランスは、実際には体重を決めるものです。日常的に運動し、いつも適正な食事をしていれば、自動的に体重が減って、自分自身の体調を良好に保てるようになると思うかもしれません。しかし、これはほんの半分しか合っていません。

エネルギーバランスとは

エネルギーバランスとは、「エネルギー・イン」(食品と飲料で得られるカロリー摂取)と「エネルギー・アウト」(日常のエネルギー消費でのカロリー燃焼)との関連であると理解できます。今回、話題に入る前に、1つ定義をさせてください。消費カロリーを「エネルギー・アウト」と言っても、エネルギーの一部が脂質とグリコーゲン(それぞれ一次エネルギー貯蔵と二次エネルギー貯蔵)に変わり、実際には体外に出ることができず、体重増加傾向につながるため、完全に正しくはありません。言い換えれば、このエネルギーの一部は体の生命機能に使われており、他のエネルギーは予備として蓄えられますが、簡単に説明するために、以降も「エネルギー・アウト」と呼ぶことにします。

「エネルギーイン」/「エネルギーアウト」の関係は、熱力学の法則によって定義されます。物理学の授業を思い出してみましょう。エネルギーは実際に生成されたり破壊されたりすることはなく、異なる物の間を移動するのです。エネルギーバランスは身体にとってきわめて重要です。体重、その構成、外見、あなたが行う仕事量(身体的・精神的)、そしてあなたの余命さえも、あなたのエネルギーバランスがプラス(「アウト」より「イン」が多い)かマイナス(「イン」より「アウト」が多い) 、またはバランスが取れているかによって全て影響されます。

基本的には、負のエネルギーバランスは体重減少傾向につながり、正のエネルギーバランスは体重増加傾向につながります。しかし、それは「アウト」が「イン」より多くなるようにし続けてさえいればいいということを意味するものではありません。
PrecisionNutritionのライアン・アンドリューズによれば、重度の負のエネルギーバランスは、代謝の低下と骨量の減少、テストステロン値の低下、集中力の低下、身体能力の低下をもたらす可能性があります。

注目すべきはカロリーだけではありません

ライアンが言うように、「体重増加傾向をカロリー[単独]で非難することは、戦争に関して銃を非難するようなものだ」と、自分自身の身体を意識しなければならない(空腹感を感じたときに食べ、食べたくないときは食べるのをやめる)こと、そして、加工食品を避け、規則正しい運動をし、もちろんエネルギーバランスを管理することです。なぜなら、食事量を少なくしても、「脂質体重」が減るだけでなく「除脂肪量」(筋肉)も減ってしまうのがすぐにわかるでしょう。食べ過ぎても(つまりエネルギーの過剰摂取)同じことです。筋肉は増えますが、適切な運動をしなければ、太ってしまいます。自分自身のエネルギーバランスを推定するのは難しいのですが、HEALBE GoBeスマートバンドの助けでこれを達成することができます。これにより、摂取したものと消費カロリーの両方を絶えず監視することができ、いつでも余分なものを相殺できるようになります。

自分自身のエネルギーバランスを推定するのは難しいのですが、HEALBE GoBeスマートバンドの助けでこれを達成することができます。これにより、摂取したものと消費カロリーの両方を絶えず監視することができ、いつでも余分なものを相殺できるようになります。

どのようにするのか

HEALBE GoBeスマートバンドは、まず、臓器や組織における食物の消化や代謝過程の数学的モデルに基づいて、そして、検出された血中グルコース濃度の経時的変化に基づいて「エネルギーイン」(脂質、タンパク質、炭水化物)を推定することができます。GoBeがあなたの「エネルギーアウト」をどのように推定するのかを理解するために、あなたの身体が獲得したエネルギーをどのように利用しているかを見てみましょう:

どのようにするのか

HEALBE GoBeスマートバンドは、まず、臓器や組織における食物の消化や代謝過程の数学的モデルに基づいて、そして、検出された血中グルコース濃度の経時的変化に基づいて「エネルギーイン」(脂質、タンパク質、炭水化物)を推定することができます。GoBeがあなたの「エネルギーアウト」をどのように推定するのかを理解するために、あなたの身体が獲得したエネルギーをどのように利用しているかを見てみましょう:

  • 1. その大部分は基礎代謝の燃料となり、熱量の70%近くを占めます。基礎代謝に必要なカロリーは、医学研究所式により、体重、身長、性別、年齢などの身体測定パラメータを用いて推定されます。
  • 2. 残りのエネルギーは筋肉アクティビティ(20~30%)、そして吸収、運搬、蓄積を含む食物消化(5~10%)、体温調節(0~5%)へと分配されます。「筋肉アクティビティ」エネルギーは、内蔵精密加速度計のデータに基づいて推定されますが、「食物消化」エネルギー消費は栄養素摂取解析により推定されます。残念ながら、「体熱」エネルギーは、総エネルギー消費に占める割合が0%から5%と少ないため、現行版のスマートバンドでは考慮されていません。

しかし、基礎代謝とアクティビティに関連するエネルギー消費の構成要素を推定することは、個人のエネルギーバランスを完全に制御するのには事足りる以上の効果があり、それによってあなたの身体を全般的にコントロールすることができます。